メニュー

一次性頭痛

一次性頭痛とは

 一次性頭痛は、頭痛のなかでも脳に大きな病気が認められないもので、片頭痛、緊張型頭痛そして群発頭痛が代表的です。頭痛の性状や各頭痛に対する治療効果から診断を行います。一次性頭痛であっても辛い頭痛により身動きが取れず、寝込んでしまい学校や仕事、そして日常生活に大きな支障をきたす場合もあります。これら複数の頭痛が合併している混合型の場合もあり、診断と治療が一筋縄でゆかない場合もありますので、根気強く診療を行う必要があります。

片頭痛

 ズキンズキンと頭の中で心臓が脈を打つような拍動性頭痛が頭の片側に出現しますが、時に両側であったり、拍動性でなく締め付けられるような頭痛である場合もあります。頭痛の前兆として視界の一部が白く光り輝くようになる「閃輝暗点」がありますが、時に前兆が半身の脱力やめまいの場合もあります。片頭痛の随伴症状として嘔気や嘔吐を伴うこともあります。頭痛発作の頻度は、数か月に1度から週に1度と幅があり、女性の場合にはホルモンのバランスにより生理の周期に関連し頭痛発作が起こる場合があります。片頭痛の治療は、頭痛発作時に鎮痛剤を使用する急性期治療と頭痛が起きないようにする予防治療に大別されます。急性期治療の治療薬としては、軽度のものであればアセトアミノフェン(カロナール®など)や非ステロイド性消炎鎮痛剤(ロキソニン®など)を、強い頭痛の場合には片頭痛治療薬であるトリプタン製剤(イミグラン®、ゾーミッグ®、アマージ®、レルパックス®、マクサルト®)やラスミジタンコハク酸塩(レイボー®)を使用します。また、頭痛発作の頻度が多い場合に予防に使用する薬剤も様々なものがあります。近年、注射剤である抗CGRP関連製剤(抗CGRP抗体:エムガルディ®とアジョビ®、抗CGRP受容体抗体:アイモビーグ®)が使用できるようになり片頭痛治療が大きく変わりました。当院では片頭痛治療には力を入れており、患者さんのニーズに対応できるよう種々の治療薬の準備をしております。当院では脳神経外科専門医が診療に当たっており、抗CGRP関連製剤使用の施設基準を満たしています。

緊張型頭痛

 一次性頭痛の中で最も多い頭痛です。機序はいまだ不明でありますが、肩こりや頚部痛が慢性的にある方に多く、頭頚部筋群が緊張することにより頭痛が発生します。頭痛の性状としては、頭全体が締め付けされるような痛みを生じます。頭痛が強い時には、嘔気や嘔吐を伴う時もあります。心身のストレスとの関連も指摘されています。また、パソコン作業や車の運転、スマートフォンの使用など頚部に負担のかかるような姿勢を続けていることも要因となっている場合があります。緊張型頭痛の治療は、頚部に負担がかかる姿勢が要因となっているようであれば、姿勢を正すことが重要です。リハビリテーションにより、基本姿勢や動作の確認、頚部を中心としたマッサージやストレッチを行います。治療薬として解熱鎮痛剤のアセトアミノフェン(カロナール®など)や非ステロイド性消炎鎮痛剤(ロキソニン®など)、漢方薬、併存する頚肩腕症候群に対する治療薬である筋緊張緩和剤やノイロトロピン®が有効な場合もあります。また、心身のストレスが誘因となっている場合もあり、安定剤や抗うつ薬の使用を考慮する場合もあります。症状が強い場合には、頚部へのトリガーポイント注射を行います。

群発頭痛

 三叉神経ー副交感神経反射の異常が原因である、三叉神経・自律神経性頭痛の一つです。20―40歳代の男性に多い傾向があります。片側の三叉神経領域である目の奥、目の上または側頭部などに強い痛みが起こります。激しい痛みのために、「目玉がえぐられるような痛み」などと形容されます。このような強い痛みが、数週から数か月の期間群発します。また、自律神経障害として以下の症状を伴う場合があります。➀眼球の充血または涙が流れる、②鼻づまり鼻水、③瞼のむくみ、額や顔面の発汗、④縮瞳または眼瞼下垂(まぶたが開かない)。頭痛発作の急性期治療としてはスマトリプタン(イミグラン®)皮下注射と高濃度酸素吸入が保険適応の治療となります。予防薬に抗不整脈薬のベラパミル(ワソラン®)のほかに有効性のある薬剤があり、患者さんごとに適切な治療を行います。

当院の特徴

  • 頭痛診療の経験豊富な脳神経外科専門医が診療を行います。
  • 診断に必要なMRIを備えており、危険な頭痛を見逃さず、早期診断・治療開始が可能です。
  • 投薬、注射剤、ブロック治療、リハビリテーションなど豊富な治療選択枝があり、疾患と患者さんごとに適切な治療を選択します。

 

頭痛に戻る

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME