腰痛
腰痛について
腰痛の原因は腰椎疾患(背骨の病気)以外にも多岐にわたります。そのために、腰痛の診療に際しては腰椎疾患のみならず他の疾患も念頭に置く必要があります。腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどの腰椎疾患は、症状と画像検査により大体の診断は可能ですが、中には見逃してはいけない病気や画像だけでは診断が難しい疾患が存在するので注意が必要です。
腰部に起因する腰痛で神経症状を有している特異的腰痛と、腰部に起因する腰痛であるが神経症状や重篤な基礎疾患を有さない非特異的腰痛に分類されます。非特異的腰痛は全腰痛の70~90%を占め、頻度が高いものの、画像診断が難しいため、軽んじられる傾向にあります。一方、腰痛の原因として、疼痛の原因となる器質的病変が存在しない腰痛(非器質的要因)も知られていますが、非特異的腰痛を非器質的要因による腰痛と混同し、精神医学的問題や心理社会的問題へその原因を求めてしまう傾向も否めません。
腰痛診療は、当院で力を入れいる領域の一つです。ぎっくり腰などの急性腰痛から長期間改善しない慢性腰痛まで幅広く診療を行います。
当院の特徴
- 腰痛に対し経験豊富な脊椎脊髄外科専門医が診療を行っています。
- 診断に必要なMRIを備えております。
- 疼痛緩和、機能回復にリハビリテーションが可能です。
- 手術治療が必要な場合には、連携医療機関へご紹介します。